外国人に「介護の日本語」を教える方法とは?需要が高い理由も解説!

更新日: 2024/10/15

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はじめに

近年、介護現場で働く外国人が増加しています。

一緒に働く介護従事者のなかには、日本語でのコミュニケーションや教育・支援に悩まれている方もいるのではないでしょうか。

外国人に介護に関する日本語を教えるにあたって、必要なスキルを身につける方法やおすすめの講座をご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

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介護現場で日本語教育の需要が高まっている

外国人介護人材の増加

現在、介護現場では日本語教育の需要が高まっています。

その理由には、「介護現場で働く外国人の増加」が挙げられます。

近年、日本の介護業界では、少子高齢化に伴い労働力不足・人材不足が深刻化しています。

労働力を補うため、外国人労働者の受け入れが増加しています。

そのため、介護現場では外国人に「介護の日本語」を教えられる人材、外国人をサポートできる人材のニーズが高まっています。

介護現場で働く外国人の推移

2023年時点で約4万人

日本政府は外国人介護人材の受け入れを促進するため、さまざまな政策を講じています。

就労(実習)を条件とした在留資格制度を設けるなど、今後も受け入れ数は増加する見込みです。

介護分野に携わる外国人の受け入れには、4つの仕組みがあります。

  • EPA(経済連携協定)に基づく外国人介護福祉士候補者(2006年〜)
  • 在留資格「介護」(2017年9月〜)
  • 技能実習(2017年11月〜)
  • 特定技能(2019年4月〜)

参考:厚生労働省『外国人介護職員の雇用に関する介護事業者向けガイドブック』

2023年3月付けの厚生労働省の資料によると、2023年時点で介護分野で働く外国人の在留者数は約4万人です。

▼介護分野の外国人受入実績

在留資格 受入実績
EPA介護福祉士・候補者 在留者数:3,257人(うち資格取得者635人)
※2023年1月1日時点(国際厚生事業団調べ)
在留資格「介護」 在留者数:5,339人
※2022年6月末時点(入管庁)
技能実習 在留者数:15,011人
※2022年6月末時点(入管庁)
特定技能 在留者数:17,066人
※2023年1月末時点(速報値)(入管庁)

そのなかの介護分野の特定技能外国人在留者数は年々増加傾向にあります。

2020年の170名よりスタートし、2023年1月には在留者数が17,066人にものぼります。

介護業界の人手不足は続いていることから、今後も外国人介護人材の増加が期待されています。

参考:厚生労働省『介護分野における外国人の受入実績等』

外国人介護人材に日本語を教えるには?スキルを身につける方法とは?

外国人介護人材に日本語を教えるために、必要なスキルを身につける方法をいくつかご紹介します。

  • 「介護の日本語」が学べる講座・研修を受講する
  • 「介護の日本語」に関する教材で学ぶ
  • 介護現場で外国人介護人材を受け入れている事業所などに話しを聞く
  • 国家資格「登録日本語教員」を取得する

厚生労働省の公式サイトでは、介護事業者や介護分野で働く外国人の方向けにガイドブックやテキストが案内されています。

こちらも参考にされてみてはいかがでしょうか。

参考:厚生労働省『外国人介護人材の受入れについて』

次からは、スキルを身につけるおすすめの方法を具体的にご紹介します。

介護に従事している方におすすめ!「介護の日本語教え方講座」

アークアカデミーが開講

介護現場で日本語教育の需要が高まっていることを受け、「介護の日本語」を教えられる人材の養成・スキル習得に関する養成講座や研修が開講されています。

そこで今回は、アークアカデミーが開講する「介護の日本語教え方講座」をご紹介します。

アークアカデミーは、日本語学校の運営や日本語教師養成講座を開講しているスクールです。

介護分野に携わる外国人向けに日本語研修を長年行っています。

2024年に開講された「介護の日本語教え方講座」は、日本語研修プログラムのノウハウや介護の専門知識、介護に携わる外国人の現場の声が学べる専門的な講座です。

「外国人介護士に伝わる日本語を知りたい」「外国人介護士の支援方法が分からず困っている」という方は、受講を検討されてみてはいかがでしょうか。

項目 内容
講座名 介護の日本語教え方講座
受講料 55,000円(税込)
入学金 0円(税込)
受講期間 2024年4月17日〜6月12日
受講回数 全8回/毎週水曜日 10:00〜12:30
受講形態 オンライン

■講座の特徴

  • アークアカデミー作成のオリジナルテキストを活用
  • 経験豊富な介護専門講師から、専門知識や介護の現場の声が学べる
  • オンライン講座のため全国どこからでも受講可能

日本語を教える資格「日本語教師(登録日本語教員)」とは

日本語教師は国家資格に!

現行は民間資格ですが、資格の取得要件が見直され、2024年4月から日本語教師は国家資格「登録日本語教員」になることが決まりました。

在留外国人の増加などにより、国内外で日本語学習や日本語教師の需要は高まり、「日本語教師の質や量の確保」といった背景から、国家資格へと格上げされることになりました。

介護現場において、外国人介護人材に日本語を教えるにあたり資格は必須ではありませんが、「せっかく学ぶなら資格を取りたい」「介護現場以外にも役立つ日本語教育スキルを身につけたい」という方は、資格の取得を検討するのもよいでしょう。

まずは資料をご覧になってみてはいかがでしょうか。

まとめ

介護現場で働く外国人は益々増えていくでしょう。

利用者への質の高いケアの提供には、介護に携わる外国人の方が適切な日本語スキルを身につけ、介護の専門用語を理解することが重要です。

外国人を受け入れた後、現場でスムーズに教育がおこなえるよう、「介護の日本語」について準備・学習を始めてみてはいかがでしょうか。

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