「実務者研修教員講習会に関心があり、その概要や目的を知りたい」
「参加方法や申し込み手続きについて調べたい」
「開催日程や場所の情報を得る方法がわからない」
といった疑問をお持ちではありませんか?
実務者研修教員講習会を受講することで、自分の専門知識やスキルを活かして、職場や学校でより良い教育環境を作れるはずです。
本記事では、介護福祉士として9年間の経験を持つ私が、実務者研修教員講習会について詳しくご紹介します。
記事を読むと、実務者研修教員講習会の参加手続きや申し込み方法についても理解できるでしょう。ぜひ最後までご一読ください。
実務者研修教員講習会は、厚生労働省が認定した介護職員のための教育・研修プログラムです。講習会を修了することにより、実務者研修の教員資格が取得できます。
一般的に、実務者研修教員講習会は数日間の集中講義や実技指導が主体です。介護福祉士を取得するために実務者研修の受講が必須となったため、実務者研修教員教員への需要が高まっています。
講習会の全科目を修了すると、厚生労働省が定めた様式に従い、「実務者研修教育講習会修了証」が交付されます。
実務者研修教員講習会の目的は、教員の資質と能力を高め、指導力を強化することです。模擬授業では、教授法や授業計画を共有し、他の参加者から独自の「教え方」を学べます。
模擬授業を通じて、参加者同士が経験や知識を分かち合い、教員としてのスキルや知識を磨けます。
実務者研修教員講習会の受講資格対象者は、以下のとおりです。
・ 介護福祉士の資格保有者
・ 介護現場での実務経験がある方
介護現場での実務経験要件は、研修機関によって異なります。中には、実務経験が不要なところもあれば、5年以上の経験が必要とされる場所もあります。受講を検討される方は、まず受講資格に関する情報を確認し、自分が対象者であることを確かめてください。
対象者かどうか不安な人は、受講を検討している研修機関に尋ねてみると良いです。
実務者研修教員講習会は、3つの科目から成るカリキュラムで展開されており、合計で50時間の受講が必要です。この講習会には、スクーリングと通信講座の2つの形態があります。通信講座の場合、スクーリングを含めた50時間の受講が必要です。
ここで、通信講座の時間割について具体的な例を見てみましょう。
講座 | 時間数 |
---|---|
介護教育方法 | 30時間 |
介護課程の展開方法 | 15時間 |
実務者研修の目的・評価方法 | 5時間 |
※講座内容や時間数は受講する講習会によって異なる可能性があります。
実務者研修教員講習会の講師になるためには、一定の要件を満たす必要があります。また、講師は大きく分けて専任教員と一般教員に分かれ、それぞれ異なる要件が設定されています。
それぞれの要件について、解説します。
専任教員になるには、以下の条件を満たすことが求められます。
専任教員は、実務者研修全体の運営やカリキュラムの企画・開発に関わる役割があるため、高い専門知識と経験が必要とされています。
介護福祉士実務者研修の一般教員として、「介護過程ⅲ」と「医療的ケア」を教える際には、それぞれ特別な条件が必要です。
介護過程ⅲを教えるには、実務者研修教員講習会と実習指導者講習会の受講が求められます。
一方、医療的ケアを教えるためには、5年以上の実務経験を持つ看護師であり、医療的ケア教員講習会を修了していることが必要です。
各科目ごとに条件が異なるため、自分が対象かどうかを確認するために問い合わせることが大切です。
実務者研修教員講習会は、介護業界で働く専門職にとってメリットが2つあります。
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
実務者研修教員講習会に参加することで、介護分野で働く専門職の指導力を高められます。講習会では、教育の基本原則や実践的な指導手法を学べるため、指導力を身に付けられます。
さらに、他の受講者との情報交換やディスカッションを通じて、新たな視点やアイデアを得られるでしょう。実務者研修教員講習会に参加した経験は、現場での指導力向上だけではなく、自己のスキルや知識を磨く貴重な機会となります。
実務者研修教員講習会を受けることで、キャリアや収入の向上が見込めます。実務者研修教員の資格を取得することで、専門知識や技術の客観的な証明となり、教育機関や研修センターの講師としての仕事の機会が増えます。実務者研修教員講習会の受講は、専門職の成長やキャリア向上に役立つでしょう。
指導力の強化や資格取得を通じたキャリアアップのチャンスを考慮し、自分の目標や将来の計画に合わせて受講を検討してみてください。
実務者研修教員講習会の参加費は、主催機関や開催地によって異なり、一般的に5万円から10万円程度が目安です。費用には、講習会で使われる教材費が含まれています。
さらに、スクーリング時には交通費や宿泊費、コピー代などが別途必要になることがあります。支払い方法は銀行振込または代金引換から選べますが、銀行振込の場合は振込手数料も自分で負担しなければなりません。
実務者研修教員講習会を開催している機関からは、無料で資料を請求できます。資料を取り寄せて、自分に合った場所で受講しましょう。
実務者研修教員講習会に参加する方法の流れを紹介します。
実務者研修教員講習会への参加を計画する際、開催情報を確認することが重要です。自治体や民間の研修機関が、講習会を定期的に開催しています。インターネットでの検索だけでなく、地元の介護関連団体やネットワークにも問い合わせてみると、情報を得られるでしょう。
また、厚生労働省や都道府県のホームページをチェックすると開催情報が掲載されているので、調べてみると良いです。
実務者研修教員講習会では、通信講座かスクーリングのどちらかを選べます。通信講座は自宅で学習できるので、仕事や家庭と並行して研修を受けられます。一方で、スクーリングは日程や場所に縛られますが、集中して学べるのが特徴です。
また、受講する機関によっては、通信講座とスクーリングの費用に違いもあるため、自分のライフスタイルや学び方に適した方法を選ぶことが重要です。
実務者研修教員講習会への申し込みと受付は、締切日までに手続きを完了する必要があります。開催情報をチェックし、研修を提供している機関が指定した方法で申し込みを進めましょう。以下の方法が一般的です。
・ 郵送
・ 電話
・ ファックス
・ オンライン
ただし、主催機関によって異なる場合があるので、注意して確認してください。次に、申し込みに必要な書類や証明書を準備しましょう。主催機関によっては、介護福祉士の登録証のコピーが求められることもあります。申し込み書に必要事項を記入し、締切日までに提出することを忘れずに行いましょう。
実務者研修教員講習会もオンラインでの受講が可能です。新型コロナウイルス感染症流行に伴い、多くの機関がインターネットを利用した講習会を実施しています。遠方に住む方や、忙しいスケジュールの中で研修を受けたい方にも、柔軟に受講可能です。
自宅や職場から気軽に参加できることや、移動時間の削減、受講料を低く抑えられることが挙げられます。一般社団法人知識環境研究会教育会の研修・講座が実施している実務者研修教員講習会は、オンラインの方が安くなっています。
デジタルコース(オンライン) | 52,920円(税込) |
郵送コース | 56,000円(税込) |
また、録画された授業を何度でも視聴できるため、理解度を確認しながら学習を進められるはずです。しかし、対面式の研修と比べてコミュニケーションが限定されるため、質問や相談をしにくいデメリットがあります。そのため、自分に合った受講方法を選択することが重要です。
実務者研修教員講習会に関するよくある質問を紹介します。
それぞれの質問について回答していきます。
介護過程ⅲの指導教員は、介護福祉士の資格をもち5年以上の実務経験があり、さらに、実務者研修教員講習会を修了している者です。介護過程ⅲを担当する講師は、研修生に対して介護の実践的な知識や技術を伝える役割があります。
実習指導者として、介護福祉士実務者研修の実習を担当する場合は、実務者研修教員講習会を修了していることが必要です。2019年4月より、新カリキュラムが短大や専門学校で順次導入されています。
都道府県介護福祉士会が企画する「新カリキュラム対応介護実習指導研修」を積極的に受講しましょう。
実務者研修教員講習会は、介護教育のスキルを向上させることが目的の講習会です。専任および、一般教員の資格要件を満たすために受講されます。対象となるのは、実務経験がある介護福祉士や介護職員で、カリキュラムは指導力の強化や教育方法に重点を置いています。
講習会は、介護業界でのキャリアをさらに充実させるための重要なステップです。適切な指導力と教育力を身につけることで、次世代の介護職員を育成し、介護業界全体の質を高められます。
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