【2025年（令和7年）最新】再就職準備金とは？制度の詳細や貸付条件について解説します！

人手不足の介護業界に即戦力となる人材を呼び戻す狙いから、厚生労働省は2016年から「再就職準備金」をという制度を開始しました。
これは、過去に1年以上介護の仕事をしていたものの現在は離職している方が、介護職へ復帰する場合に、その再就職にかかる資金を最大40万円まで貸付してくれるという制度です。
さらに、そのまま2年間介護職に従事することで貸付金の返済を免除してもらえます。
本ページでは再就職準備金の支給条件や申請方法について詳しく解説していきます。

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再就職準備金とは？

制度の概要

「再就職準備金」は慢性的な人手不足にある介護業界において、即戦力となる人材を確保するため、以前介護業界で働いていた人が再び介護の仕事へ再就職するのに必要な資金を貸付ける制度です。

再就職準備金は国の制度ですが、実際に運営しているのは各都道府県です。そのため、各都道府県によって実施要項や、申請期間・方法が異なります。
例えば「離職から再就職の期間」についても、2週間以上としている県から1年以上としている県まで様々です。
詳細については各都道府県の社会福祉協議会のホームページ等でしっかり確認してください。
>> 都道府県・指定都市社会福祉協議会のホームページ（リンク集）

貸付金額は最大40万円

制度が始まった2016年の段階では、貸付額は一部の主要都市を除いて20万円まででした。
しかし、新型コロナウイルスの蔓延によって介護業界の人材拡充が急務となり、2020年6月からは全国一律で上限40万円にまで増額されました。
さらに再就職準備金は無利子で借りられるというメリットもあります。

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再就職準備金の貸付対象は？

貸付の対象

再就職準備金の申込には以下の条件をすべて満たしている必要があります。

@ 介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士のいずれかの資格を取得している

（すでに廃止されている介護職員基礎研修、1級課程、2級課程のいずれかを修了している場合も可）

A 介護施設・事業所等で1年以上の勤務経験のある方

B 介護施設・事業所に介護職員等として再就職した方

申請時の注意点

貸付を受けるにはまず、介護職で1年以上の勤務経験がなくてはなりません。この勤務経験は雇用形態は定められていませんので、非常勤で働いていた場合でも貸付を受けることはできます。
しかし、ケアマネージャーや生活相談員など、介護が主たる業務ではない業種の場合、貸付の対象外になってしまうため注意が必要です。
これは再就職先も同じで、非常勤でも問題ありませんが、主たる業務が介護でない場合、貸付の対象外となってしまいます。

介護の仕事が未経験の方や無資格の方は、最大20万円の「介護職就職支援金貸付」を受けられる場合がありますのでそちらを確認してみてください。

再就職準備金の返済免除の条件は？

2年以上継続して介護職に従事する

再就職準備金は、貸付を受けた都道府県内の介護施設・事業所へ再就職後、引き続き2年以上介護業務に従事することで返還を全額免除してもらえます。
その間、施設や事業所を変えたとしても、転職先も介護職であれば継続しているとして免除の対象となります。
また、免除となるまでの2年間は返済を猶予してもらえますので、お金の心配はいりませんね。

免除を受けなかったら？

2年以内に離職してしまった場合など、返還免除の条件を満たせなくなった時には全額返済しなくてはなりません。
再就職準備金は基本的には無利子ですが、返済が延滞した場合には利子が付きますので注意が必要です。

申込から免除までの流れ

再就職準備金は、介護職を離職した際に「離職介護人材届」を提出する必要があるなど、制度申請前から準備が必要です。
以下に、各時期とその時期にすべき申請等を簡単にまとめましたので参考になさってください。

以上がおおまかな申請から免除までの流れとなります。
書類の様式や申請先など、詳細は各都道府県により異なりますので、各都道府県の社会福祉協議会でご確認ください。

キャリアアップをして好待遇で再就職を目指せる場合も！

再就職準備金は講習費にも使える

再就職準備金の使用用途には、保育施設などを探すための活動費、就職に係る引越し費用、就職後の被服費などに加えて、介護の講習会の参加費や学習資料の購入費も認められています。
そこで、例えば初任者研修を修了している方が、実務者研修を受講してから再就職をすることで、以前働いていた時よりも給与の面などで好待遇で再就職することができますね。

スクールによっては、スクールが紹介する介護福祉事業所に就職することで受講料が割引となる「就職支援制度」を実施しています。
受講料が割引になる上、就職活動も不要となるため、大変おすすめの制度といえるでしょう。早く就職したいとお考えの方はぜひ活用してみてはいかがでしょうか？

実務者研修を受講できるスクールはたくさんあります。以下のページから各都道府県のスクールの資料請求ができますので、是非チェックしてみてください。

迷ったらここで比較！全国展開している実務者研修のおすすめ定番スクール

実務者研修を実施しているスクールの中でも、全国に教室を展開している定番スクールをご紹介します。「どのスクールを選んだらよいかわからない」という方は定番スクールから選ぶのがおすすめです！

実務者研修から介護福祉士国家試験を受けるまでの一般的なスケジュールは下記の画像を参照してください。夏以降に実務者研修をスタートする方は、翌年の受験も視野に入れるとよいでしょう。

※時期により開講していない場合もあります。最新のスケジュールは、パンフレットなどをご確認ください。

三幸福祉カレッジ

出典：https://www.sanko-fukushi.com/

「三幸福祉カレッジ」は、全国に展開している福祉教育の専門スクールです。地元の介護施設などと提携して、47都道府県に400ヵ所以上の教室を開いているので、自宅や勤務先から通学しやすい教室を選べます。

三幸福祉カレッジの実務者研修は、「自宅学習」と「通学講習」を組み合わせたカリキュラムです。通学は計7回なので、働きながら資格を取得したい方でも安心ですね。体調不良や仕事の都合などでやむを得ず欠席した場合も、無料で振替授業が受けられるなど、サポート制度も充実。

通いやすさを重視する方におすすめのスクールです。

資格の大原

出典：https://www.o-hara.jp/course/kaigo_fukushishi

「資格の大原」は、様々な資格講座を展開するスクールです。「本気になったら大原」のCMに聞き覚えのある方も多いのでしょう。

資格の大原の実務者研修は、通信（自宅）での学習を中心にスクーリングを組み合わせて受講を進めます。仕事と受講を両立しやすくするために、スクーリングは週1日・計6回に設定されています。スクーリング会場は全国の大原の校舎が対象になるので、お住まいの地域の主要駅からのアクセスも良好です。

資格スクール大手の安心感と利便性を重視したい方にぴったりのスクールと言えるでしょう。

資格の学校 ホットライン

出典：https://www.w-town.co.jp/

「資格の学校 ホットライン」は全国で介護資格講座や研修を開いているスクールです。大手スクールと比べると小規模ですが、その特性を活かして一人ひとりに内容の濃い研修をすることに視点を置き、実践力のある人材の育成を目指しています。

資格の学校 ホットラインの実務者研修はオンライン授業も導入されていますので、スクーリング以外は自宅で受講することができます。毎週決まった曜日に開催されるのでスケジュールも立てやすくて安心です。

実務者研修を通して実践力を身に着けたい方、講師からしっかりと指導を受けたい方におすすめのスクールです。

土屋ケアカレッジ

出典：https://tcy-carecollege.com/

土屋ケアカレッジは、「重度訪問介護」の支援ができるヘルパーをはじめ、未来の介護を担う人材の育成に力を入れている介護資格専門の教育研修機関です。全国に教室を展開しており、いずれも主要駅から徒歩圏内にあるなど通いやすさが魅力の一つです。

土屋ケアカレッジの実務者研修も「自宅学習」＋「通学講習」を組み合わせたカリキュラムです。自宅学習はテキストを利用し、自分のスケジュールに合わせて学ぶことができます。通学は最短7日間。受講できない日程がある場合も無料で振替受講できるので安心です。

働きながら資格を取得したい方、通いやすさを重視する方におすすめのスクールです。

未来ケアカレッジ

出典：https://www.miraicare.jp/

未来ケアカレッジは、未来の介護を担う人材の育成を目標とした教育をおこなう機関です。全国で80個以上の教室があり、地域に寄り添った教育体制が特徴となっています。また、専属コーディネーターがつくため、修了後も就職に困ることがありません。介護士として新しいキャリアを築きたい人には、おすすめのスクールです。

上記で紹介したスクールは、下記のリンクからまとめて無料で資料請求も可能です。

【都道府県別】介護福祉士実務者研修スクールを一覧で紹介！

こちらでは、都道府県別におすすめの介護福祉士実務者研修スクールを紹介しています。都道府県名をクリックすると、おすすめスクールを紹介しているページに移動します。

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