保育士になるには『指定保育士養成施設を卒業、もしくは保育士試験に合格』する必要があります。
実際、児童福祉法(第一八条の六)で『都道府県知事の指定する保育士を養成する学校その他の施設(以下「指定保育士養成施設」という。)を卒業した者、保育士試験に合格した者、いずれかに該当する者は保育士となる資格を有する。』としています。
指定保育士養成施設を卒業すれば保育士資格を取得できるので、分かりやすく言うと『保育士資格が必要』ということになります。
以下より、保育士になるためにどうすればよいか、詳しく紹介したいと思います。
是非参考にしてみてください。
最短で保育士になりたい、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
保育士養成施設を卒業して保育士になるには、最短の場合で短大・専門学校に2年間通って保育士登録をする必要があります。
一方で保育士試験に合格して保育士になる方法であれば、受験申し込みから合格して保育士登録を完了まで最短約9ヶ月が目安です。
できる限り早く保育士になりたいという方は、保育士試験に合格する方法が最短といえるでしょう。
高卒の人も保育士試験を受けることは可能ですが、受験資格を満たしているかどうかは、最終学歴によって異なります。
大卒・短大・専門学校卒の方であれば、保育士とは関係ない学部学科であっても卒業していれば受験資格があります。
高卒の場合、卒業年度によって受験資格の有無が異なります。
詳しくは『保育士試験の受験資格』で紹介していますので、ご確認ください。
保育士試験を受験するための年齢制限はありません。
受験資格を満たしていれば誰でも受験できます。
また、保育士資格には有効期限がないため、一度取得すれば高齢になっても働くことが可能です。
正社員として保育園で働く場合には、園で定年が定められていることが多いですが、パート・アルバイトであれば定年を過ぎても勤務可能です。
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資料請求で簡単エントリー! 保育士試験に合格して保育士になるまでの手順をまとめてみました。
目安としてご参考ください。
▽保育士になるまでのスケジュール
項目 | 【前期試験】時期・期間 | 【後期試験】時期・期間 |
---|---|---|
保育士試験の申込み手続き | 1月下旬頃 | 7月下旬頃 |
筆記試験を受ける | 4月下旬頃 | 10月下旬頃 |
筆記試験の合格発表(合格通知書受け取り) | 6月下旬頃 | 11月下旬頃 |
実技試験を受ける | 7月上旬頃 | 12月中旬頃 |
実技試験の合格発表(合格通知書受け取り) | 8月上旬頃 | 翌年1月中旬頃 |
保育士登録申請 | 合格通知書を受け取り次第随時 | |
保育士証交付 | 申請からおおよそ2ヶ月程度 |
試験は毎年2回(前期・後期)で実施されています。
受験資格を満たしていていれば、受講申し込みから最短9ヶ月ちょっとで保育士になることも不可能ではありません。
あとは問題集を買って独学で進める方法もよし、スクールなどが開講している試験対策講座を受講するのもよし、ご自身のライフスタイルや経済面なども考慮しながら試験対策を進めてみてください。
学習スケジュールを立てるのが苦手、面倒という方は、対策講座の受講をおすすめします。
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資料請求で簡単エントリー!2017年に実施された保育士試験の合格率は、21.6%となっています。
受験者数は62,000人程度と、増加傾向にあります。
保育士試験は筆記試験と実技試験が行われますが、それぞれ合格基準が決められています。
受験される方は、合格基準を確実にクリアできる試験対策を心がけましょう。
保育士試験については『保育士試験とは』ページでも詳しく紹介しています。
【保育士試験 合格基準】
◎筆記試験
各科目において、満点の6割以上得点した者を合格とする。
◎実技試験
3科目のうち受験選択した2科目両分とも満点の6割以上得点した者を合格とする。
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資料請求で簡単エントリー!保育士の仕事場は、保育園だけではありません。
保育士の仕事は児童福祉施設等で保育や地域の子育て支援などもしており、児童福祉施設もたくさんあります。
児童福祉施設の種類別に、施設の目的を紹介します。
▽児童福祉施設の種類と各施設の目的
※「児童福祉法 第七条」を参照
施設の種類 | 施設の目的 |
---|---|
助産施設 | 保健上必要があるにもかかわらず、経済的理由により、入院助産を受けることができない妊産婦を入所させて、助産を受けさせることを目的とする施設 |
乳児院 | 乳児(保健上、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、幼児を含む。)を入院させて、これを養育し、あわせて退院した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設 |
母子生活支援施設 | 配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設 |
保育所 | 日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設 |
児童厚生施設 | 児童遊園、児童館等児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操をゆたかにすることを目的とする施設 |
児童養護施設 | 保護者のない児童(乳児を除く。ただし、安定した生活環境の確保その他の理由により特に必要のある場合には、乳児を含む。以下この条において同じ。)、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設 |
知的障害児施設 | 知的障害のある児童を入所させて、これを保護し、又は治療するとともに、独立自活に必要な知識技能を与えることを目的とする施設 |
知的障害児通園施設 | 知的障害のある児童を日々保護者の下から通わせて、これを保護するとともに、独立自活に必要な知識技能を与えることを目的とする施設 |
盲ろうあ児施設 | 盲児(強度の弱視児を含む。)又はろうあ児(強度の難聴児を含む。)を入所させて、これを保護するとともに、独立自活に必要な指導又は援助をすることを目的とする施設 |
肢体不自由児施設 | 肢体不自由のある児童を治療するとともに、独立自活に必要な知識技能を与えることを目的とする施設 |
重症心身障害児施設 | 重度の知的障害及び重度の肢体不自由が重複している児童を入所させて、これを保護するとともに、治療及び日常生活の指導をすることを目的とする施設 |
情緒障害児短期治療施設 | 軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設 |
児童自立支援施設 | 不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設 |
児童家庭支援センター | 地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童、母子家庭その他の家庭、地域住民その他からの相談に応じ、必要な助言を行うとともに、第二十六条第一項第二号及び第二十七条第一項第二号の規定による指導を行い、あわせて児童相談所、児童福祉施設等との連絡調整その他厚生労働省令の定める援助を総合的に行うことを目的とする施設 |
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資料請求で簡単エントリー! 保育士になるためには、資格を取得した後に『保育士登録簿』への登録手続きが必要となります。
資格取得してから保育士として働くまでの手順をまとめました。
▽保育士として働くまでの手順
項目 | 備考欄 |
---|---|
1. 登録手続きを行う | 保育士登録手順は以下となります。
1. 登録事務処理センターから「保育士登録の手引き」を取り寄せる。
2. 郵便局で登録手数料4,200円を振り込む。
3. 登録事務処理センターへ書類を送付。 |
2. 保育士証の交付 | 保育士証は、登録の手続き後に申請先の都道府県で審査が行われ登録事務処理センターから簡易書留郵便で郵送。 ※申請から交付までの期間は、2ヶ月程度。 |
3.保育士として働く | 保育士証が交付されれば、保育士として保育園などで働くことが可能。 求人情報をお探しの方は、保育士人材紹介サービス『保育士.net』も是非参考にしてみてください。 |
ピアノが弾けない人でも、保育士になることは可能です。
保育士資格はピアノを弾けなくても取得可能だからです。
ただし、保育の場でピアノの技能が求められることは多いため、就職する際に職場の選択肢が狭まる可能性があります。
多くの選択肢の中から職場を選ぶには、ピアノを習得するのが近道でしょう。
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資料請求で簡単エントリー!保育士の仕事は、乳幼児への食事や睡眠、排せつ、清潔さ、衣類の着脱などが挙げられます。
一方で、乳幼児の保護者や地域との交流、外部研修への参加など、その他にもやるべき仕事はたくさんあります。
ここでは保育園を事例に、対象者別で具体的な仕事内容についてまとめてみました。
▽【保育園の事例】主な保育士の仕事内容まとめ
対象者 | 仕事内容 |
---|---|
乳幼児 | ・基本的生活習慣(食べる、眠る、着替えるなど)を身につけさせる ・保育園での身の回りのお世話をする ・集団生活を通して社会性を身につけさせる ・遊びを通して心身の健やかな成長を手助けする |
保護者 | ・教育などの手助け、アドバイスをする ・園だよりなど配布物の作成 |
その他 | ・地域との交流を深める ・教材などを考える ・施設内の安全点検をする ・イベントや行事の計画立案・実行 ・外部の研修などへの参加 ・看護師、栄養士などさまざまな専門職スタッフとの連携 |
上記以外にも、保育園によって仕事内容の項目は変わってくることもあるでしょう。
保育士の仕事は対象者によってもたくさんあり、内容も多岐に渡っていますね。
保育士になるメリットとしては、おもに次の6つが挙げられます。
保育士は、様々なシーンで子どもの成長を見つけることができたり、子ども達から学ぶ新たな発見もあることでしょう。
子どもが好きな人、人と接することが好きな人、やりがいのある仕事をしてみたい人には、ぴったりな仕事といえるのではないでしょうか。
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資料請求で簡単エントリー! 内閣府より公表されている『平成29年度保育士及び幼稚園教諭の平均賃金等の実態について』によると、保育士の給料は勤続年数7,8年の女性の場合で月給22.9万円、年収339.7万円が平均となっています。
また、厚生労働省より公表されている『第1表 性別賃金、対前年増減率及び男女間賃金格差、対前年差の推移』によると、一般労働者(女性)の賃金は約25.1万円(令和元年)となっています。
業種や役職などにより当然違いはあると思いますが、決して高いとは言いづらいのが現状ではないでしょうか。
保育士は将来性がある職業の1つといわれています。
その理由としては、おもに以下の3つが挙げられます。
共働き世帯が多い現代において保育所の需要は高く、保育士はAIに代わることができない職業のため、将来性もあると言えるでしょう。
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資料請求で簡単エントリー! 保育士試験を受けて資格取得を目指すのであれば、一発で合格したいですよね。
独学で過去問やテキストを使って試験勉強をする方法ももちろんありますが、スクールでは保育士試験の受験対策講座を開講しています。
コスト面で高くなってしまいますが、試験まで効率的に勉強を進めていきたい方にはおすすめです。
試験対策講座の受講を検討される方は、できる限り複数スクールで学習スケジュールやフォロー体制など細かな点もしっかり比較しながらご検討ください。
おすすめの通信講座や講座を選ぶポイントについては、『保育士の資格取得は通信講座でもできるの?』で紹介していますので、ご参考ください。
以下リンクより、無料で資料請求が可能です。
まずは資料をご確認のうえ、受講を検討されてみてはいかがでしょうか。
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